渋柿

干し柿を作ってみたかった。

夫が農家さんのところには柿があると言うので、連れて行ってもらうことに。

農家さんに電話したら、突然、柿を取らせてもらえないか?と言われて驚いていたけれど、快諾して連れて行ってくれました。感謝🙏

あった!!

富有柿もあったけど、渋柿もあった!

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でも、1.5メートル位の崖にあって、手を伸ばしても届かない😖

いったん出直して、高枝バサミを探したけどなかったので、脚立🪜

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いやー、これ、もう危険すぎでしょと思うような体勢で、枝に脚立をかけて、一番体重の軽い息子にハサミ✂️を託す。

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子供を使って柿泥棒をたくらむ親みたくなっているが、へっぴり腰の息子を励ましつつ、柿を採らせていただく。

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20個ほど取らせていただきました!

赤いのは完熟なので、すぐに食べられるとのこと。

 

渋柿って熟しても食べられない種類の柿だと思ってたけど、違った。

熟せば食べられるけど、木で熟すまで待って出荷したら、柔らかすぎて崩れるか腐るかしてしまうから、市場に出すことができないんだ。

 

そんなことも知らずに大人になった自分を恥ずかしく思いながらも、干し柿作りという楽しみがまた一つできて幸せな1日でした。

 

 

 

マイ長ぐつ

今日は農作業に必要なアイテムである「長ぐつ」についてです。

 

私は平日は毎日スーツを着て仕事しているので、雨が降っても長ぐつは履きません。スーツだからというより、私の好き嫌いかもしれませんが、スーツに長ぐつはちょっと合わない。

 

(そんな私の話はどうでもよいのですが)つまり長ぐつなんて小学生の時以来、買ったこともなければ、履いたこともない!

 

しかしサツマイモの茎の収穫はドロドロの泥に近い土の上で作業をするので、長ぐつは必須アイテムなんです。

 

私の初・マイ長ぐつは、こちら。

 

素材が柔らかくて、上をキュッと縛れるから泥や水が入りづらそうで、お気に入り(^-^)

なんたって初めてのワークマングッズ✨

最近はワークマン女子とやらに、ついに仲間入りです😊

これも苗なの?!

春になると、色んな“苗”が種屋さんの店頭に並びます。

 

苗と言えば、皆さんのイメージは黒い薄いプラスチックのポットに入ったこんな苗ではないでしょうか。もしくは稲の苗とか。

 

でも種屋さんには不思議な“苗”がたくさんあります。

例えばコレ。

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道端に落ちてたら間違いなく捨てられるやつ。山の中にあったら土や小枝や枯葉と混ざって見つけることすらできそうにないやつ。

これ、何の苗だと思います?

 

正解は、アスパラガス!

 

いや、もう、私から見ると干からびた何かの根っこにしか見えないんですよ。言われないと根っこと認識すらしないかもしれない。

 

これがあの綺麗な緑色をして、スクスク真っ直ぐ育つアスパラガスになるなんて!

↓ほらね、ちゃんと商品として売ってる。

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左側の切り口のところから、アスパラガスの芽が出てきて、グングン伸びるそうなんですけど、想像できないなぁ。自分で育ててみたいなぁ。種屋で売れ残った商品を使って、家庭菜園という名の小さな農場を作って育ててみたい。

うーん、やりたい!!うずうず。

 

#農業  #種屋  #光延農園  #みつのぶ

サツマイモの苗って?(2)

 

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サツマイモの茎を埋めると、そこから根っこがたくさん出てきてサツマイモが取れるなら、サツマイモ農家さんは茎をわざわざ買う必要ないじゃん!

 

とお思いのあなた。私も同じことを考えました。

でもね、冬越しができないんですって。

 

秋になればサツマイモができ、当然ながら茎は枯れてしまいます。次の年にまた茎を収穫するためには、サツマイモを残しておかないといけない。

 

いや、待てよ?

サツマイモならサツマイモ農家さんに沢山あるじゃない!それを翌年に埋めればよいのでは?!

 

そう。その通りなんですけど、サツマイモをその状態で冬を越すのは簡単なことではない。

 

サツマイモを置きっ放しにしていたら水分が抜けて干からびていきます。とても半年間ももたない。

ではどうするか?と言うと、湿度温度管理できる場所で保管しておくんです。

 

でも保存容器に入れてとか、室内で温度管理をしてとかいうレベルではない。何たって何トンという量のサツマイモを冬越しさせるのですから。

 

夫いわく巨大な専用の穴蔵があって、そこに入れて冬を越させるのだそう。きっと種屋ならではの秘密の隠し場所みたいなところがあるんだろう。

今年の秋には私も穴蔵を見られるかな。楽しみだ〜!(≧∀≦)

 

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サツマイモの苗って?

皆さん、サツマイモの苗ってどういうものかご存知でしょうか?

何を植えたらサツマイモが取れるのか?というクイズです。

 

答えは、茎!

 

サツマイモ自体は根っこ(小学生のころ習いましたよね!ジャガイモは茎で、サツマイモは根っこというアレ)でして、サツマイモの茎を土に埋めると、そこから根っこが出て、サツマイモになるというわけです。

 

うちは種屋なので、サツマイモの苗を売ります。つまりサツマイモの茎を一生懸命に切って、サツマイモ農家さんに届けるのが役目です。

 

因みにサツマイモの苗のことを「芋苗」と呼びます。ビニールハウス一面の芋苗は壮観!

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サツマイモの茎を埋めればいいなら、サツマイモ農家さんが自分のところのサツマイモの茎を埋めればいいじゃない!どうして毎年種屋から苗を買うの?という疑問については次回に!

 

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都会っ子、種屋に嫁ぐ

横浜で生まれ育ち、東京で働くこと18年。

福岡での仕事を通して知り合ったかたといい歳して恋に落ち、ご縁あって結婚しました。

 

それはそれは幸せな出来事なのですが、夫となる人は種屋の4代目。

 

お〜っ、へぇ〜、んん??(*⁰▿⁰*)

種屋って何?種ってホームセンターとかで売ってるやつ?売る種はどうやって入手するの?

 

と頭の中は疑問でいっぱい。

夫の仕事を理解するのに数ヶ月かかった。まだ全容解明できてないけど。

 

そんなわけで農業とか、種とか、苗とか、ビニールハウスとか、そういうものとはご縁がなくここまできてしまった私にとって、見るものすべてが新鮮。

 

この感動を忘れたくないという思いとともに、「地方」「農業」など聞くだけで衰退をイメージしてしまいそうな世界を、「種屋」という角度から多くの人に知ってもらいたいと思ってブログを始めます。

 

#農業   #種屋   #光延農園 #みつのぶ